昔飼っていたグリがこの世を去ったのが、2004年8月21日。そしてくーが我が家にやってきたのが、2006年8月21日。猫との別れと出会いという私達にとってはとても大きな出来事が、2年の時を隔てて、ちょうど同じ日におこっていたのだ。
どちらも黒猫だし、なんだか、不思議な縁を感じてしまう。
グリは後ろ足が弱かった。もしかしたら、生まれ変わったら飛んだりはねたりできるような猫らしい猫に、という私の思いが通じて、ありあまるほど元気いっぱいのくーが私達の前に現れてくれたのかもしれない。
そう考えると、ちょっとぐらい障子を破いたからって大目に見てあげなきゃいけないなあ、なんて、へんなところで反省をしているニンゲンである。
そんな話にはまったく興味なく、電気スタンドに巻き付く猫